大工工事業とは
大工工事業とは、木材の加工又は取付けにより工作物を築造し、又は工作物に木製設備を取付ける工事とされています。
昔ながらのいわゆる大工さんが行っている工事が正しくこれに該当するわけですが、要は木材を使用して一つの建築物を形成し、これに木製の設備等を組入れ取付けながら一つの建築物を築造させる工事です。
一般住宅などで言うところの上棟式や建前を行う際の骨組みだけの状況を思い浮かべるとわかりやすいのかもしれません。
大工工事業に分類される主な建設工事の内容
大工工事業は建設業許可手続き上の略称として「大」として表されます
大工工事業に分類される主な建設工事の例は以下のとおりです。
大工工事業の主な建設工事の具体例
- 大工工事
- 型枠工事
- 造作工事
- 登録型枠基幹技能者
- 登録建築大工基幹技能者
大工工事業の専任技術者として就任するためには
大工工事業における専任技術者に就任するために必要となる国家資格や工業高校、工業大学などにおける指定学科にはどのようなものがあるのでしょうか。
一つ一つを見ていきましょう。
国家資格等により大工工事業の専任技術者に就任する場合
専任技術者として就任するために必要となる国家資格等は下記のとおりです。
大工工事業の専任技術者となれる国家資格等
- 一級建築施工管理技士(◎)
- 二級建築施工管理技士(躯体)
- 二級建築施工管理技士(仕上げ)
- 一級建築士(◎)
- 二級建築士
- 木造建築士
- 建築大工技能検定合格者
- 型枠施工技能検定合格者
※ ◎の付いた資格者は特定建設業において資格のみで専任技術者となることができます。
実務経験により大工工事業の専任技術者に就任する場合の経験期間短縮が可能な指定学科
工業高校や工業大学などの指定学科を卒業した者は、実務経験による専任技術者への就任に係る経験年数を短縮することが可能となっております。
大工工事業における指定学科は以下のとおりです。
指定学科一覧 | |
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大工工事業 | 建築学又は都市工学に関する学科 |