塗装工事業とは
塗装工事業とは、塗料、塗材等を工作物に吹付け、塗付け又ははり付ける工事とされています。
一般的に塗装と言うと建築物(住宅や店舗など)への外壁塗装などが一番ポピュラーではありますが、鉄塔や外部広告物などその他の建築物における塗装も全て塗装工事業に含まれます。
また、下地調整工事及びブラスト工事については、塗装工事を行う際の準備作業として当然に含まれているとされております。
塗装工事業に分類される主な建設工事の内容
塗装工事業は建設業許可手続き上の略称として「塗」として表されます。
塗装工事業に分類される主な建設工事の例は以下のとおりです。
塗装工事業の主な建設工事の具体例
- 塗装工事
- 溶射工事
- ライニング工事
- 布張り仕上工事
- 鋼構造物塗装工事
- 路面標示工事
塗装工事業の専任技術者として就任するためには
塗装工事業における専任技術者に就任するために必要となる国家資格や工業高校、工業大学などにおける指定学科にはどのようなものがあるのでしょうか。
一つ一つを見ていきましょう。
国家資格等により塗装工事業の専任技術者に就任する場合
専任技術者として就任するために必要となる国家資格等は下記のとおりです。
塗装工事業の専任技術者となれる国家資格等
- 一級土木施工管理技士(◎)
- 二級土木施工管理技士(鋼構造物塗装)
- 一級建築施工管理技士(◎)
- 二級建築施工管理技士(仕上げ)
- 塗装・木工塗装・木工塗装工技能検定合格者
- 建築塗装・建築塗装工技能検定合格者
- 金属塗装・金属塗装工技能検定合格者
- 噴霧塗装技能検定合格者
- 路面標示施工技能検定合格者
- 登録建設塗装基幹技能者
- 登録外壁仕上基幹技能者
- 登録標識・路面標示基幹技能者
※ ◎の付いた資格者は特定建設業において資格のみで専任技術者となることができます。
実務経験により塗装工事業の専任技術者に就任する場合の経験期間短縮が可能な指定学科
工業高校や工業大学などの指定学科を卒業した者は、実務経験による専任技術者への就任に係る経験年数を短縮することが可能となっております。
塗装工事業における指定学科は以下のとおりです。
指定学科 | |
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塗装工事業 | 土木工学又は建築学に関する学科 |
※ 表中の土木工学には、農業土木、鉱山土木、森林土木、砂防、治山、緑地又は造園に関する学科を含みます。