鉄筋工事業と専任技術者資格

鉄筋工事業とは

鉄筋工事業とは、棒鋼等の鋼材を加工し、接合し又は組立てる工事と定義されておりますが、その内容は比較的明確で鉄筋加工組立て工事と鉄筋継手工事の二つに分類されます。

鉄筋加工組立て工事は鉄筋の配筋と組立てを行う工事、鉄筋継手工事は配筋された鉄筋を接合する工事とされ、更に鉄筋継手にはガス圧接継手、溶接継手、機械式継手などがあるとしています。

鉄筋工事業に分類される主な建設工事の内容

鉄筋工事業は建設業許可手続き上の略称として「筋」として表されます。

鉄筋工事業に分類される主な建設工事の例は以下のとおりです。

鉄筋工事業の専任技術者として就任するためには

鉄筋工事業における専任技術者に就任するために必要となる国家資格や工業高校、工業大学などにおける指定学科にはどのようなものがあるのでしょうか。

一つ一つを見ていきましょう。

国家資格等により鉄筋工事業の専任技術者に就任する場合

専任技術者として就任するために必要となる国家資格等は下記のとおりです。

　※ ◎の付いた資格者は特定建設業において資格のみで専任技術者となることができます。

実務経験により鉄筋工事業の専任技術者に就任する場合の経験期間短縮が可能な指定学科

工業高校や工業大学などの指定学科を卒業した者は、実務経験による専任技術者への就任に係る経験年数を短縮することが可能となっております。

鉄筋工事業における指定学科は以下のとおりです。

※ 表中の土木工学には、農業土木、鉱山土木、森林土木、砂防、治山、緑地又は造園に関する学科を含みます。