防水工事業とは
防水工事業とは、アスファルト、モルタル、シーリング材等によって防水を行う工事とされております。
この防水工事業の基本的な概念として、建築物の防水工事を指しており、トンネル内の防水工事など土木系工事の防水工事はこの防水工事業には含まれません。
また、防水モルタルを用いた防水工事は左官工事業、防水工事業のどちらの許可業種でも施工が可能となっております。
防水工事業に分類される主な建設工事の内容
防水工事業は建設業許可手続き上の略称として「防」として表されます。
防水工事業に分類される主な建設工事の例は以下のとおりです。
防水工事業の主な建設工事の具体例
- アスファルト防水工事
- モルタル防水工事
- シーリング工事
- 塗膜防水工事
- シート防水工事
- 注入防水工事
防水工事業の専任技術者として就任するためには
防水工事業における専任技術者に就任するために必要となる国家資格や工業高校、工業大学などにおける指定学科にはどのようなものがあるのでしょうか。
一つ一つを見ていきましょう。
国家資格等により防水工事業の専任技術者に就任する場合
専任技術者として就任するために必要となる国家資格等は下記のとおりです。
防水工事業の専任技術者となれる国家資格等
- 一級建築施工管理技士(◎)
- 二級建築施工管理技士(仕上げ)
- 防水施工技能検定合格者
- 登録防水基幹技能者
- 登録外壁仕上基幹技能者
※ ◎の付いた資格者は特定建設業において資格のみで専任技術者となることができます。
実務経験により防水工事業の専任技術者に就任する場合の経験期間短縮が可能な指定学科
工業高校や工業大学などの指定学科を卒業した者は、実務経験による専任技術者への就任に係る経験年数を短縮することが可能となっております。
防水工事業における指定学科は以下のとおりです。
指定学科 | |
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防水工事業 | 土木工学又は建築学に関する学科 |
※ 表中の土木工学には、農業土木、鉱山土木、森林土木、砂防、治山、緑地又は造園に関する学科を含みます。